【生活の知恵】金継ぎ初心者が素焼きの急須の蓋を直す(その1)
金継ぎに興味のあるみなさま、超初心者の僕が金継ぎをやってみたので紹介します。
結婚のお祝いで頂いた急須の蓋を2ヶ月で割ってしまいました。南景製陶園の黒すくべ鉄鉢というモノです。デザインが可愛いので気に入ってましたので再度購入しても良かったんですが、以前より興味があった金継ぎで直してみることにしました。
準備するもの
初心者金継ぎセット
Amazonで購入しました。金継ぎのセットには、口にする器には使用出来ない構成のモノがあるようなので、鑑賞用や花瓶などはそちらを購入しても良いと思います。
リューターは、ダイソーで600円で購入しました。
金継ぎセットの中に説明書がありますが、教本がわりにこちらを購入しました。
金継ぎの工程
①下処理
②接合
③切削・研削
④小さい穴埋め
⑤研ぎ
⑥中塗り
⑦中塗り・研ぎ
⑧粉蒔き
⑨磨き
トータルで1ヶ月もかかります。今回は、第二工程まで紹介します。後でリライトするとは思いますが、、、。
①下処理
まずは割れた断面の面をリューターで整えます。どれだけやれば良いのかは正直感覚頼りです。
面がとれて丸くなりました
次に綿棒を使い断面に薄く生漆を塗ります
一晩寝かして硬化をさせます。テカテカしています。触った感じだとプラスチックみたいです。
②接合
まずは接着剤となる麦漆というものを作ります。小麦粉を練ります。噛んだ後のガムくらいにします。
次に生漆を少しずつ混ぜて練ります。
10センチくらい伸びるようになれば完成です。
断面に均等に薄く塗ります。練った麦漆をちょっとしか使わなかった。生漆がもったいなかったです。麦漆ですがラップにくるんで冷蔵庫に入れると3日くらいは保存が可能です。
破片を接合し、マスキングテープで固定し1週間寝かします。
なんか初心者にしては様になっている気がします。教科書通りにおおらかな気持ちで臨んでいますが、【直す】ってすごく尊い行為な気がします。